阿字観実修のはじめに サイトマップ

 今から約2500年前、お釈迦さまが、ヴィパッサナー[分析して観る・素直に観る]瞑想法を実践なさって以来、多くの求道者がその追体験に挑み続け、やがて正見や正思惟の根幹をなし、さらに倶舎論や唯識論へとその求道の歴史につながって行くこととなります。
 また、弘法大師さまは、仏教を継承し、密教の中にその精神を見いだして来られました。その中で、観法と言う実践方法で悠久の智慧に学び、個人の了見を越えた、公の精神を広観と言われ生涯に渡って求められておられます。
 高野山では、弘仁7[816]年の開創より、新参の僧侶にも実践しやすい阿字観が、お大師さまと實慧大徳さまによって考案され、今日まで日々続けられる修行法として親しまれてきました。
 昭和50年代に入り、密教の研究者の間からその存在が世間に知られる様に成り、自宅でも実践可能なその内容から、次第に関心を持つ方が増えていったように思われます。
 説明の出来ない、嗅覚に近い様な、感覚の修行ですので、体験する以外に理解の方法は有りません。勉強では無く、片付けや、掃除に近いことは良く知られています。また、優劣の問題でも有りません。
 ですが、現代を生き抜くためには、必要な了見の様に思われ、多くの表面的な情報や、多くの軽率な批判から身を守り、有意義な人生を打ち壊さないためにも、是非一度体験をして観て下さい。  合 掌

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