【8】「 すぐに怒りがこみ上げてきます、何かの原因が有るのでしょうか?」
 喜怒哀楽の感情があるのは当然ですが、感情の起伏が激しすぎるのは、本人にとっても周囲の人たちにとってもつきあうのが難しいようです。無表情になりすぎても同じ事ですが、感情を相手に伝えることは、誰しもうまくいかなかった経験が有るのではないでしょうか。
 20代の頃までは、多少コントロールが効かなくても、若気の至りで周囲も納得するでしょうが、三十路を過ぎるとそうもいきません。そんなプレッシャーからでしょう、30代で切れる人が意外と多いように思います。こころの成長に時間がかかるようになってきているのでしょう。
 寿命がほぼ倍に増えていますから、こころの成長にも倍の時間がかかるとして、40才前後までは未熟な精神状態とみて良いでしょう。本人も周囲もそこを承知したうえでつきあった方が良いように思います。見た目は大人でも幼児性が抜けきっていないのが現代人の特徴です。
 人のこころを成長させるには、困難な環境に耐えて、努力や辛抱を経験しなければなりませんが、今はもう死語になっているようです。創意工夫で難局を乗り切る経験をしないと、こころどころか脳みその司令塔である前頭葉も育っていきません。
 ばからしいと思わず、直ぐに投げ出さずに、つらい環境や困難な状態を、今の自分には必要なことだと理解して耐えてみることこそ、強く柔軟なこころを育て、感情のコントロールも自由自在になるために必要なことだと思って下さい。無理は良くありませんが、あまりにも辛抱が足りなさすぎる様に思います。

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