【4】「 なにげない一言で傷つきました、無防備な相手には注意して?」
 話し相手を求めたり、相談を持ちかけたりと言うことは、お互いに珍しいことではありませんが、たった一言がその人の精神状態を変えてしまい、良い方向への効果ならともかく、必要以上に落ち込ませる場合があります。
 精神科の医師やカウンセラーですらもてあますほど、精神が不安定な状態の人にとっての一言は、とても重いものとなります。アドバイスのつもりが、逆に重荷を背負わせる結果にならぬよう気をつけたいものです。
 たとえば、良く聞く霊障のたぐいの話がありますが、もともと因縁には良いも悪いもありません。命の新陳代謝を指して輪廻転生と表現しているのです。過去の魂の全てが自身の中にあり、未来の可能性もその中に含んでいます。
 良いことをしていったか、悪いことをしていったかということで、命の清濁を語るべきではないのです。悪霊を演出しているのは、生きている人間のエゴそのものにほかなりません。
 他人のせいにすることは簡単ですし、自分だけは悪くないと誰しも思いたくなりますが、原因が自身にあるからこそ努力が実る可能性もあるわけです。他人のせいにしている内は、何一つ解決しないと言うことを思い出しましょう。
 前向きに改善の方法を、一緒になって模索することこそ解決の近道です。人に話すときも、話を聞く立場の時も、この点を考えて安易に原因を人に振り分けることのないようにいたしましょう。
 特にやたらと恐怖心をあおるような人の話は、極力聞き流すようにして。それこそ内容を選別する権利は、個人個人に有るのですから、薬を飲むときのように限度を考えて取り入れましょう。
 全てを聞けば、全てが解るわけでは有りません。必要なときに必要なだけの答えが有れば良いのです。多くを欲張れば、不必要な知識も混在し、心は乱れるばかりです。使い分けましょう。全ては道具に過ぎません。
 話している相手もあなたと同じ衆生です。神様や仏様では有りません。大した差はないということを心に留めて生かし方を考えましょう。他人も自分も埋もれる宝箱です。

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